新年度がスタートし、多くの若者が社会人の仲間入りをする4月。
新社会人の皆さんは、期待に胸を膨らませる反面「ちゃんとやっていけるだろうか」といった不安もあることでしょう。
そんなわけで今回は、新社会人が押さえておきたい心得を3つご紹介します。
社内のルールを理解する
学校に校則というルールがあったように、会社にもルールがあります。
代表的なものだと、会社の経営理念やビジョンなどをまとめた社内規定と、始業終業時刻、休憩時間などをまとめた就業規則です。
しかし、ここでいう「社内のルール」はそれらとはちょっと違うんです。
例えば、燃えるゴミの処理はいつ行うのか、電話は誰が受けてどういった内容を取り次ぐのかというような、「暗黙のルール」を早めに理解してそれに倣うのが重要です。
特にゴミ処理のような雑用は、誰がやると決まっていなくても率先してやるようにしましょう。
人が嫌がる仕事を率先してやる姿は、必ず上司の目にとまっているので、自分の評価や社内で上手に生き残る上でも決して損にはなりません。
ただ、仕事には「職域」というものがあり、勝手にやるとかえって怒られるようなものもあるので、それを見極める上でも社内の暗黙のルールを早めに理解しておきたいところです。
報連相を早めにマスターする
報連相は「報告」「連絡」「相談」の事で、これをきちんと行えるかでその人の資質が見られるといっても過言ではないでしょう。
そこで、気を付けたいのが報連相の手段です。
「直接」「電話」「メール」「LINE」など、昔と違って現在は上司に連絡する手段がたくさんありますが、どれが最適だと思いますか?
正解は、「相手の好みによって変える」です。
また、報連相のタイミングも人によって異なるので、一概にこれが正解というものはありません。
なので、作業が終わったら直接報告して相手のリアクションをみてみましょう。
「そんなことは報告しないでいい」「メールでいいから」などと言われたら、以後そのようにすればよいので、まずは相手の傾向を掴むことからはじめましょう。
メモ癖をつける
仕事が分からない間は、先輩に質問して色々教えてもらうことが多いです。
教えてもらうということは、裏を返せば先輩の仕事の時間を削ってもらっていることになるので、必ずメモを取って同じことを二度聞かないようにしましょう。
また、新人時代は今後の社会人生活で役立つ情報をふんだんに聞くことができます。
それらをメモに残すことで、後になってから見直すこともできますし、紙に書いて記録するという作業は、知識の吸収スピードも格段に早くなります。
メモを取ることは非常に大切なので、筆記用具は常に持ち歩くようにしましょう。
さいごに
いかがでしたか。
上記した以外にも、知っておくべき心得はありますが、まずはこれらを実践することからはじめてみるとよいでしょう。
入社して間もない時期は、仕事ができなくて当然なので気にすることはありませんが、社会人としての立ち振る舞いは、早いうちに身に付けて気持ちの良いスタートダッシュを切りたいたいですね。