新社会人は、膨大な量の覚えるべき事を一つ一つ自分の業務として把握する必要があるので、はじめのうちはミスや失敗をしてしまうでしょう。
そこで一度苦しい思いや辛い思いをすると、職場に行くのが嫌になったり、過剰なプレッシャーを抱えてしまいがちに。
しかし、余計なプレッシャーはさらなるミスや失敗を誘発します。
そうならないために、ミスした原因を追究してそれを根本から解決するための手順をご紹介します。
ミスした理由の仮説を立てる
自分がなぜミスしたのか、まずはこれを考えましょう。
例えば、発注する商品の数量を間違えてしまった場合。
なぜ数量を間違えたのか、その経緯の仮説を立てます。
発注単位の確認を怠ってしまった、他の商品と勘違いしてしまった、あとから発注した人間が自分が入力した数字を誤って変更してしまったなど、考えられる可能性を全てピックアップしてください。
このように、同じ失敗でも様々な原因があるということを、仮説を立てることで初めて理解することができます。
あらゆるシチュエーションでその度に1つの事だけに気付くのではなく、様々な可能性を「仮説」として考えることで、ミスを根本から改善するのに役立つ材料を集める事ができます。
原因は内的か外的か
次に、上で立てた仮説(原因)が内的要因と外的要因に分類します。
内的要因とは自分の注意不足のような本人の問題、外的要因とは自分以外の周囲による問題の事です。
上記した例で言うなら、他の商品と勘違いしてしまったというのは自分の注意不足によるものなので内的要因、あとから発注した人の変更によるものだと、自分以外の要素によるものなので外的要因となります。
内的要因なら、入力完了後ダブルチェックをするなど確認作業を増やすことで確実に管理する。
外的要因なら、あらかじめ自分が行った業務に関して他の人にも周知する、といったように、原因の仕分けをすることで具体的な対策を練る事ができます。
ミスしたことに再チャレンジする
しっかりと原因を究明することができたら、ミスに対して苦手意識を持たないよう、もう一度同じ業務にチャレンジしましょう。
人は反復することで物事を記憶するので、なるべく早いうちに再チャレンジすることをお勧めします。
その際、上記したプロセスをしっかりと踏んでいれば、きっと同じミスを繰り返すことは無くなるはずです。
ミスをしても許されるのは新人のうちだけですが、言い換えれば新人のうちは大抵のミスは許されます。
なので、新人のうちにミスを恐れずどんどん業務をこなしていきましょう。