職場に限らず、人間関係はつきものです。
ただ、社会人になってからと学生時代とで大きく異なるのは「苦手な相手との関係を自由に断つことができない」という点でしょう。
例えば、学生時代に剣道部に入ったとします。
そこに人間的に合わない先輩がいて、部活動を続けていくのが苦しいと感じた場合、基本的に退部しても問題にはなりません。
しかし、社会人でそれはNGです。
かといって、ストレスで心身を蝕まれながら働き続けるのは苦しいですよね。
そんな時は、以下の三点を心掛けておけばコミュニケーションが円滑になり人間関係も上手くいくでしょう。
挨拶を一工夫する
挨拶は、人間関係を円滑にするための必須事項なので、日頃の挨拶にプラスαしてみましょう。
その際は、しっかり相手の目を見て挨拶する、相手の名前を呼ぶなどすると効果的です。
顔見知り程度の相手でもしっかりと名前を呼ぶことで、「自分のことをちゃんと知ってくれている」と良い印象を与えられます。
また、相手から挨拶される前に自分から積極的に行うようにしましょう。
挨拶は形式的なものでもありますが、その人の状態を知る・伝えるための最も身近で手軽なコミュニケーションなので、上記したような工夫をするとより良いコミュニケーションを築くことができます。
その場にいない人の悪口に同調しない
社会人になると飲み会が増えます。
そこで、普段から仕事でストレスを感じている先輩が多い事に気づくでしょう。
そんな先輩は、お酒が入るとストレスのはけ口をその場にいない人へと向ける事もしばしば。
そんな時は要注意!
絶対にその先輩に同調してはいけません。
大抵、関わると面倒な事ばかりな上に、何よりその先輩の意見に同調するとあなたも同じ悪口を言っているという事になってしまい、最悪の場合、それが社内に広まり自分が孤立する可能性も。
他人の悪口は百害あって一利なしなので、絶対に同調しないようにしましょう。
そんな時の対処法は、徹底的にとぼけること。
その時だけは馬鹿なふりをして「えっ、そうなんですか?気づきませんでした」などと回避に専念することをお勧めします。
仕事以外の共通点を探す
どうしてもコミュニケーションが上手くいかないという相手には、相手との共通点をひたすら探してみましょう。
趣味・趣向、故郷や住んでる所、よく遊びに行く所など、何かしらの共通点があれば自然とコミュニケーションは捗ります。
それでも共通点が見当たらなければ、いっそのこと共通点を作ってしまいましょう。
野球が好きな相手だったら野球を見るようにする、あるゲームアプリをやっている相手ならそのゲームアプリをやってみるなど、何かしら見つかるはずです。
仕事以外での共通点は、相手との距離を縮めるのにとても効果的なのでできるだけ探す、もしくは作るようにしましょう。
合わない人間はどの職場にもいる
退職・転職理由で、必ず上位にランクインするのが人間関係。
辛い人間関係のまま定年まで働き続けるのは、精神衛生上良くありませんが、どこの職場でも合わない人は必ずいるものです。
極端に無理してまで仲良くなる必要はないですが、その都度、退職や転職を繰り返すのは好ましいことではないので、今回ご紹介した事柄を実践して良いコミュニケーションを作る姿勢を築くのも一つの手ではないでしょうか。