先日、都内で警報が出るほどの大雪が降り、東北では観測史上、最低気温を記録するなど異例な大寒波に見舞われている日本列島。
今、このちょっとした異常事態とも呼べるこの寒さによって、体調を崩す方が続出しています。
特に、冷え性からくる体調不良には注意が必要です。
冷え性と聞くと女性のイメージが強いですが、男性でも「手足が冷たいな」と感じたらそれは立派な冷え性。
今回は、男性でも心がけておくべき冷え性対策をご紹介します。
主な冷え性のタイプを知っておく
一言で冷え性と言っても、色々なタイプがあります。
◆四肢末端型
手や足の先から冷えるタイプで、いわゆる「末端冷え性」と呼ばれるものです。
女性がよく言う冷え性は、大半がこのタイプにあたります。
◆下半身型
足は冷えるけども、手や上半身は冷えないタイプです。
冷えの他に痛みや痺れを伴う場合は、動脈硬化などの疾患がある可能性があるの要注意です。
◆内蔵型
内臓が冷えてしまうことで、手足や皮膚の表面は暖かくても体全体が低体温になるタイプです。
30代以上の男女に多く見られ、このタイプが一番気付きづらいです。
◆全身型(深部冷え性)
全身が冷えるタイプで、冷え性の中では珍しいケースです。
うなじや背中、腰、お腹などの体幹部分に冷えを強く感じるので、他部位との温度差が感じづらいです。
以上4タイプのうち、男性に多いのが「下半身型」と「全身型」と言われています。
食べ物で体を温める
具体的な冷え性対策として、生活リズムを整える、運動によって筋力アップ、といったものがよく挙げられます。
しかし、ただでさえ仕事で疲れてるのに運動なんてしたくないし、残業で生活リズムは狂いがち、なんて人も多いと思います。
そのような人は、食事の際に「体を冷やす食べ物」を控え目にし、「体を温める食べ物」を多く摂るようにしてください。
◆主な「体を冷やす食べ物」
・キュウリ
・キャベツ
・レタス
・ナス
・ナス
・タケノコ
・梨
・メロン
寒色系の水分を多く含む食べ物は、体を冷やしやすいです。
◆主な「体を温める食べ物」
・ニンジン
・カボチャ
・タマネギ
・ゴボウ
・レンコン
・じゃがいも
・玄米
・鮭
・納豆
暖色系で水分をあまり含まない食べ物が多いですね。
冷えは万病の元
冷え性は様々な症状を引き起こしますが、中でも特に多いのが頭痛。
次いで腰痛、不眠、集中力が切れるなどが挙げられています。
しかし、一番問題なのは免疫力が低下し、様々な病気にかかりやすくなってしまう事です。
なので、インフルエンザにかかりやすい人は、冷え性からくる免疫低下を疑ってもよいかもしれません。
冷え性の主な原因は、運動不足による筋力の低下、ストレス、自律神経の乱れによるものなので、プログラマーやデザイナーなど、ずっと座りっぱなしの仕事の人は特に注意しましょう。