更年期障害と聞くと女性のイメージが強いですよね。
しかし、男性も更年期障害になるということを知っておくべきです。
というのも、近年では男性の更年期障害発症率が増加傾向にあるんです。
仕事のストレス等でうつ病と診断された人が、検査をしてみたら更年期障害だったという事例もあるように、男性の更年期障害は認知度が低くとても厄介。
いくつ当てはまる?男性更年期障害チェック
・関節や筋肉に痛みがある
・ひどい発汗がある
・睡眠の悩みがある
・イライラしやすい
・神経質になった
・常に不安感がつきまとう
・疲れやすくなり、行動力がなくなった
・ヒゲの伸びが遅くなった
・性欲が低下し、性的能力が衰えた
・早朝勃起(朝勃ち)の回数が減った
・力尽きた、どん底にいると感じる
上記した項目のうち、2つ以上当てはまったら男性更年期障害の可能性が考えられるので注意が必要です。
では、具体的に男性更年期障害とはどういった症状なのでしょうか。
男性更年期障害のタイプ3つ
男性の更年期障害は大きく分けて3タイプになります。
◆精神症状
特に理由もないのに心が沈む、何をしていても楽しくない、集中力がなくなり、好きなTV番組も趣味もつまらない…といったような鬱状態がよく見られます。
また、寝つきが悪くなったり、夜中に何度も起きたり、と不眠症になることも。
◆身体症状
身体的に現われてくる症状は、女性の更年期障害とほぼ変わりありません。
突然大量の汗をかく、頻繁にめまいや動悸に襲われる、といった自律神経系の不調による症状が主です。
◆性症状
性欲減退・勃起不全・頻尿など、男性特有の更年期障害の症状が性症状です。
これらの症状が稀ではなく、頻繁にかつ不快に思えるほど強く出てくるなら更年期障害を疑うべきでしょう。
テストステロンの減少を抑えると吉
◆運動をする
運動により脳も筋肉も刺激を受けることで、テストステロンの合成を促すだけでなく血流増加や身体への刺激が生じる事で分泌量が増えます。
◆適切な食事を摂る
ニンニク、玉ねぎ、牡蠣はテストステロンを増やすと言われています。
また、肉類、卵、乳製品などのタンパク質も効果的。
ちなみに、脂質の摂り過ぎは本来避けるべきですが、テストステロンを合成する際に必要になるため、過度に制限するのではなく適度に摂るようにしましょう。
◆十分な睡眠を確保する
ここでいう睡眠とは、単に睡眠時間を指すのではなく睡眠の質も重要になってきます。
良質な睡眠はテストステロンの分泌を促すため、マットレスや枕にこだわってみたり、耳栓やアイマスクを利用して睡眠の質を底上げすると良いでしょう。
以上の3点を心掛けて、テストステロンの低下を防ぐと同時にその分泌量を高めていきましょう。
記憶力や判断力が向上するだけでなく、筋肉が増えて内臓脂肪が減少し、身も心も若返ることができるので、仕事でもさらに活躍するチャンスが広がるかもしれませんよ。