運動が健康を維持するために重要だということは言われなくても知っているけれど、いざ運動しようと思ってもまったくする気になりませんよね。運動するなら、休んだり、趣味に時間を費やしたりした方が、リラックスできる感じがしますよね。
体調が悪いわけではない。特別眠いわけでもない。それなのに仕事がうまくいかない。自分は能力が低いのではないか、と悩むことはありませんか?
そんな人にアドバイスします。
運動をすれば今より仕事ができるようになるのです。
運動をすると仕事ができるようになる理由
◆運動は脳を活性化させる
短時間の軽い運動は「海馬」と「前頭葉」を刺激し脳の血流を促進させ、判断力や認知能力を促進させる効果があるようです。
こうした効果が積み重なり、仕事がうまくいきはじめ、結果として年収が高くなります。
経営者にランニングや筋トレを趣味としている人が多いのも、あながち偶然ではないのかもしれません。
◆抗うつ剤と同じ成分が分泌される
セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンは、脳内や中枢神系で働かせるための重要な神経伝達物質です。
快楽や喜びの感情を司るのがドーパミン、怒りや不安の感情を司るのがノルアドレナリン、そしてこの二つの神経伝達物質を制御し、精神を安定させるのがセロトニンです。
セロトニンが低下すると、これら二つの制御が難しくなり、精神のバランスが崩れ、攻撃性が高まり、また、不安やうつといった精神症状を引き起こすとされています。
運動をするとセロトニンが分泌されて精神を安定させます。脳をリラックスさせて休ませることにより、記憶を定着させ、リフレッシュした脳はいざ仕事をするときに能力を発揮してくれます。
66日間続けよう
運動をするといってもずっと続けると思うとは辛くなり、続けられる自信がもてませんよね。でもそれは最初の66日間我慢すればいいだけです。
ロンドン大学の研究によると、運動や勉強など、ある程度複雑な習慣を身につけるには、66日間繰り返すことが必要だといいます。
66日間運動を続ければ、運動が苦ではなくなり、むしろ運動をしないほうが、違和感がするようになります。
◆おすすめの運動法
「急に激しい運動をするとけがをしてしまうので軽い有酸素運動から始めましょう。
とりあえず走ったり、スクワットしたり、なにかエクササイズをしてください!」
…………。
そう言われて継続できるなら、苦労しませんよね。できる人はその調子で継続すればいいのですが、できない人のためにお勧めの運動器具があります。
こちら「ステッパー」というものです。
足踏みをするように、足を左右交互に押し込むだけOK。
とても簡単に自宅で始められます。スマホを弄ったり、本を読んだり、テレビを見たりしながら10分程度やるだけで十分な有酸素運動ができます。
その他の運動の効果
◆運動をして筋肉がつくと代謝がよくなり痩せやすい体になります。それはメタボリックシンドロームの改善につながるわけです。
◆深い睡眠がとれるようになります。深い睡眠は記憶力を良くします。
◆運動療法というものがあり、上記でも触れましたが、運動は精神病の治療になるのです。
運動をすると心身が健康になっていき仕事能率が高まります。運動をしないと精神病や生活習慣病が引き起こす原因にもなります。
……う~ん。
はたして運動をしない理由はありますかね。
もちろん、食事や趣味、人間関係、日々の勉強も大切で、運動だけをすればいいというわけではありませんが、「運動」が仕事能率を上げる担い手となるのは間違いなしです!